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life



ここ2ヶ月近く
小さな空白の時間にフと眺めていた景色

とある病院の15階


「死」を目の当たりにして
「生きる」事を抱える

「生きる」日常で
「死」を見つめる様になる


あたしはいったい人に何を与えられるんだろう
そう思う

けれど

意識や記憶もまばらな中で
「由梨香」って名前をきくと

無意識
条件反射の様に
とても優しく愛おしそうな瞳をしてくれるあなたを見た時


生きるっていうことは

そういうことなのか と思った


たとえ自分自身には存在する理由なんかわからなくたって
人の中に 人は 大きく 
生きていくんだなって


呼吸するのもやっとの中
私の声に微かにうなずいて
いつもの様に別れ際の握手をしようと
懸命に手を伸ばしてくれた 
強さと やさしさと
あたたかさを
あたしはずっと忘れたくないと 思った



とても言葉では言い切れない
大切な事をたくさん教えてもらった

大変だったときもあるけど
私にとっては本当に貴重で濃厚な時間だった


最期まで 紳士で気丈でユーモアに溢れた
私の大好きな大好きな人
自慢の大事な 家族


明日 会った時に 伝えたい言葉を

思い描いてる


でも一番伝えたいこと それはやっぱり



一言


なんだ


きっと